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尿素 2026.06.01

国際尿素市況は、中国の輸出一部解禁を受けた供給増期待と需要低迷を背景に、FOBバルト海・中東・中国がそろって下落した。欧州では需要の弱さが続き、中東にも中国発の下押しが波及。日本は中国からの輸出禁止通達を受けつつ、東南アジア調達への期待が残る展開となっている。
市況:下落
ドライバー:中国が輸出を一部解禁したことで、国際市場に供給増加期待が広がった。需要低迷も重なり、バルト海・中東・中国の各FOBに下押し圧力がかかった。
レンジ価格感:FOBバルト海は500ドル台前半〜600ドル前後、中東は500ドル台半ば〜600ドル台後半、中国は600ドル台半ば〜700ドル弱の価格帯。
市況:下落
ドライバー:需要低迷が継続した。一方、米イランの軍事衝突以降の国際市況上昇を受け、EUが尿素の輸入関税を1年間停止すると発表し、中東・北アフリカ・米国からの輸入促進によるコスト抑制を図る動きが示された。
レンジ価格感:500ドル台前半〜600ドル前後の水準感。
市況:下落
ドライバー:中国からの輸出増加期待が高まり、国際市況の下落が中東積みにも波及した。米イランの戦闘終結に向けた交渉の行方に不透明感が残るなか、中長期的な供給不安は解消されていない。
レンジ価格感:500ドル台半ば〜600ドル台後半の水準感。
補足:ホルムズ海峡の事実上の封鎖が長期化した場合、中国などで農業需要が高まる時期以降に価格が再び高騰する可能性があるとの見方が示されている。
市況:下落
ドライバー:中国当局が輸出規制を緩和し、国内メーカーなどに輸出枠を割り当てたことで、輸出再開観測が強まった。国内では工業需要が堅調な一方、農業需要は不需要期で振るわず、稼働率の高さと在庫積み上がりが相場の重荷となっている。
レンジ価格感:600ドル台半ば〜700ドル弱の水準感。インド向けはこれよりやや高い価格が示されたとされる。
関連指標:アジア市場の石炭指標は小幅下落。中国国内市況も前週から大きく下落したとされ、今後も弱含みを見込む市場関係者がいる。
市況:下落
ドライバー:中国の輸出解禁を受けて一時は調達期待が高まったものの、中国当局は政治的理由から日本向け輸出を認めていない様子とされる。中国品の見積もりは取り下げられ、日本の需要家はベトナムなど東南アジアからの輸出増加に期待している。
レンジ価格感:CIF日本は700ドル台〜800ドル前後の価格帯。
補足:一部需要家は5月下旬に少量在庫を確保しており、当面の需要は賄える見通し。公表統計では、4月の尿素輸入量は前月比で減少した一方、前年同月比では増加し、輸入単価は前月比・前年同月比とも上昇した。LNG輸入価格は全国平均で小幅上昇した。
市況:横ばい
ドライバー:インド国営肥料会社NFLが新たな買い付け入札を実施しており、東海岸向け・西海岸向けが対象となる。6月頃からの雨季入りに伴いカリフ向け需要は高まるとみられるが、降雨が平年を下回るとの観測や、インド政府による尿素使用量抑制の取り組みから、下期需要が大きく伸びることはないとの見方もある。
レンジ価格感:800ドル台〜900ドル前後の水準感。
ブラジル向けでは、到着ベースで500ドル前後の成約が浮上した。ただし、到着時期や数量は判然としていない。このほか、一部トレーダーが400ドル台後半〜500ドル前後で買いアイデアを提示しているとされる。
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