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エジプト供給不安で中東は底堅く、春肥前のバルト海は強含み

バルト海市場

$300台後半へ強含み。春肥期接近で需要増を織り込む動きが出始め、在庫積み増しの思惑が支え。原燃料の上振れもコスト面の追い風となり、当面は下値が固い見方。

中東市場

$300台後半〜$400台頭で底堅い。主要産地の一部で販売停止が続き供給不安が台頭。イラン積みは$300台後半での交渉観測がある一方、欧州向けの制裁リスクを意識した慎重姿勢も残る。

中国市場

$300台後半〜$400台前半で横ばい。輸出統制の運用は不透明だが、港湾在庫は高めで、許可が出ればインド向け中心に数十万トン級の流出余地。山東の工場オファーは元建て上振れに連動しドル建ても小幅に持ち直し

日本市場(CIF)

$400台中盤〜後半で小動き。中国側の輸出運用待ちで買いは慎重。国内大手は期中の定修対応を優先しスポットは限定的。年末に向け、追加輸出許可の有無が着値の下押し/下支え分岐に。

インド市場(CFR)

$400台前半〜中盤で横ばい。公社入札は締切済みで結果待ち。シーズン端境期に入り港湾在庫は高め水準。新規入札が遅れればFOBは戻り鈍化、早まれば数十万トン級の調達が短期の支え。

その他地域

  • 東南アジア:インドネシア積みで$300台後半〜$400台頭の成約観測。サイズは4〜5万トン規模。
  • 西アフリカ:ナイジェリアで3万トン規模の販売入札が継続。域内の販売活動は活発化。
  • 対ブラジル:CFRは$400台前半〜中盤で軟調、現地在庫は高め。
  • LNG指標(欧州着)$10台前半/mmBtuでじり高。製造コストの上振れ警戒は残る。
  • 石炭(豪州ニューキャッスル)$100台前半/tで落ち着き、尿素コストの下支え要因。

今後の注目動き

  1. エジプトの販売再開時期:再開が遅れれば中東は$400台方向へ。
  2. 中国の輸出運用:許可拡大ならアジアFOBは$300台後半方向の圧力。
  3. インドの次回入札告知と数量数十万トン級の規模感と出荷期限が短期相場を左右。
  4. 日本の定修期×冬場需要:一時的タイト化リスクとCIFの波打ちに注意。
  5. 為替・運賃・燃料:円安と運賃上振れは着値を押し上げ、LNG/石炭の趨勢がコストに波及。

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