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尿素 2026.06.15

国際尿素市況は、FOBバルト海・中東・中国がそろって大幅に下落した。中国の最低輸出価格撤廃とインド向け販売競争の激化が下押し材料となり、供給過剰感が主要市場全体に広がっている。
市況:下落
ドライバー:バルト海では穀物価格の低迷と肥料需要の弱さが重荷となった。中東ではインド向け販売競争が激化し、中国では最低輸出価格の撤廃が中国積みカーゴの下押し要因となった。
レンジ価格感:主要FOBは300ドル台後半〜500ドル台前半の範囲へ大きく切り下がった。
市況:下落
ドライバー:穀物価格の軟化が肥料価格を押し下げ、肥料需要の低迷も弱材料視された。競合するエジプト積みカーゴの下落もバルト海FOBに影響した。
レンジ価格感:FOBバルト海は300ドル台後半〜400ドル台後半の価格帯に下落した。
市況:下落
ドライバー:インド向けの販売競争が激化し、相場が圧迫された。ホルムズ海峡の事実上封鎖が続く一方、紅海経由のサウジアラビア積みやオマーン積みカーゴには供給余力があるとされた。
レンジ価格感:FOB中東は400ドル台前半〜500ドル台前半の範囲まで下落した。
補足:インド向けの引き合いを巡る競争が、中東相場の主要な下押し要因として示された。
市況:下落
ドライバー:中国当局が最低輸出価格を撤廃したことが、中国積みカーゴの下押し要因となった。当初はFOBベースで小粒・大粒に最低輸出価格が設定されていたが、インド向けには500ドル前後の水準で設定が残ったとされる。
レンジ価格感:FOB中国は400ドル台後半〜500ドル台前半の範囲に急落した。
関連指標:韓国貿易統計では、同国の中国からの輸入量は前月比で増加、前年同月比で減少した。山東省の工場渡し価格は元建て・ドル換算とも下落し、中国国内の尿素工場稼働率は8割を上回る高水準とされた一方、農業用需要は乏しいとされた。
市況:下落
ドライバー:世界的な相場急落の影響を受けた。最低輸出価格を撤廃した中国積みカーゴについては、日本向け輸出が引き続き認められていない様子とされた。一方、ベトナム、インドネシア、ブルネイなど東南アジア積みの相場が下落し、日本向けCFRも下押しされた。
レンジ価格感:CFR日本は500ドル台を中心に、上値は600ドル前後までの範囲へ下落した。
補足:東南アジア積みの相場下落により、日本向け調達にも下げ圧力が及んだ。中国積みの日本向け輸出再開については、記事内では明確な進展は確認できない。
市況:下落
ドライバー:供給過剰感から売り込みが強まった。インド国営肥料会社NFLの買い付け入札には大規模な応札があり、世界的な需給の緩さが印象付けられた。最低応札価格は東西海岸とも400ドル台半ばで、複数地域からの供給が決まったとされた。
レンジ価格感:CFRインドは400ドル台半ばまで急落した。
北南米市場では、ブラジル着と米国着がいずれも400ドル台半ばを中心に推移したと伝えられた。
韓国貿易統計では、同国の5月の尿素輸入量は前月比で増加し、前年同月比では減少した。輸入単価は前月比・前年同月比とも上昇した。
関連指標として、欧州着LNG価格は10ドル台半ばから後半の水準で上昇が示された。アジア市場の石炭取引指標である豪ニューカッスル積みFOB価格も150ドル前後まで上昇した。
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