尿素 2025.07.24
中東:供給不安和らぎ、価格は横ばい基調 中東FOB価格に大きな変動はなく、イランおよびエジプトの生産体制が徐々に回復中。前週までの急騰局面から一転、相場は落ち着きを取り戻しつつある。
中国:輸出再開もインド向けは規制対象 中国山東省工場渡し価格は**$244.8〜254.6(前週比 △$5.7)**とやや下落。6月には60,000トン超を輸出し、中国当局による輸出許可政策の影響下で取引が回復。ただし、インド向け輸出は引き続き禁止されている。
中国輸入が6月に回復、韓国向けには高値成約も 日本は5月中、中国からの尿素輸入がゼロだったが、6月に入り一定量の輸入が再開。併せて、中国から韓国向けには**$509で1,280トン**の輸出が確認され、東アジア域内の動きに変化が出ている。
安定価格で大口輸出継続 インドネシアからは、5月に$400で110,898トンの尿素が輸出された。安定した価格帯での大口成約が続いており、地域供給源としての機能が維持されている。
中国の輸出方針とインド向け制限の行方
エジプト・イランの生産完全復旧タイミング
日本市場への供給量と価格の安定性
インド政府による次回入札動向
※TNS自社リサーチ/ヒアリング情報により作成している為、一部情報に事実と相違がある可能性がございます。